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2022/03/09
【プリザンター】 第139回)シングルサインオン環境でリマインダー使用時の設定方法

リマインダー機能が正常に動作しない時の確認

こんにちは、シーイーシーカスタマサービスの森山です。

さっそくですが、皆様のプリザンター環境では「リマンダー」をご利用でしょうか?
(リマインダーとは、プリザンターから指定した時刻・周期で、リマインドメールを自動通知する機能です。)

先日、このリマインダー機能をご利用のお客様から下記のお問い合わせを頂きました。

リマインダー機能を設定したのですが、思ったように動作していないようです。
リマインダー画面の「テスト」ボタンでメールが送信されているので、メールの設定には問題なさそうです。
動作の確認をする方法はありますか?

お問い合わせのようにリマインダー機能が動かない場合には、まず以下の4点をご確認ください。
・プリザンターからメールを送信できるように設定されているか
・リマインダー機能の有効化の設定がされているか
・リマインド対象となる”テーブル”は「期限付きテーブル」で作られているか
・リマインド対象となる”レコード”が存在しているか

今回お問い合わせいただいたお客様に確認頂いたところ、この4点に問題はありませんでした。
その後、調査を重ねていく中でついに原因が判明しました。
原因、それはプリザンターに「シングルサインオン(SSO)」が設定されていることでした!!

そこで今回は、シングルサインオン(SSO)が設定されているプリザンターでリマインダーを実行させる方法をご紹介いたします。

シングルサインオン(SSO)設定環境でのリマインダー実行方法

ご紹介する方法は「Windows10」にて「インターネットインフォメーションサービス(IIS)」を使用したものになります。

1.既存のPleasanterが動作しているアプリケーションプールとは別のアプリケーションプールを作成する
 -作成するアプリケーションプール名は、既存のアプリケーションプールとは別の名前を設定します
  例)reminder


2.「アプリケーションの追加」で既存のPleasanterとは別のアプリケーションを作成する
 -エイリアスには、Pleasanterとは別の名前を設定します① 例)batch
 -アプリケーションプールには、手順1で作成したものを設定します②
 -物理パスには、既存Pleasanterのアプリケーションプールと同じく、Pleasanterを配置したパスを
  指定します③



3.作成したアプリケーションの認証を「匿名認証:有効」で設定する


4.リマインダー機能を有効化するために作成した「Reminder.ps1」に記載しているサイトを、
 手順2で設定したエイリアスに書き換える
  例)http://localhost/pleasanter → http://localhost/batch

手順は以上となります。あとはリマインダーに設定されている時間の後に、メールが送信されていることをご確認ください。
なお、リマンダー機能にてメールが送信されているか確認を行う場合は、データベースの「OutgoingMails」テーブルをご確認ください。
メールの送信がある場合には、こちらのテーブルに記録が記載されます。

まとめ

いかがでしたか?

既にプリザンターにシングルサインオンを設定されている方、また、これから設定される方でリマンダー機能をお使いになられる場合には、本情報を参考にしてみてください。
また、シングルサインオン設定環境でのリマインダー実行については、ご紹介した方法以外にも
Powershellファイルに「-Credential」オプションを設定することで対応できますが、今回は割愛させていただきます。

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