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2022/06/08
【プリザンター】 第150回)プロセス機能を使ってワークフローを作ってみよう(前編)

プロセス機能の追加

こんにちは、CCSの田中です。

プロセス機能が追加されたことはご存じでしょうか?
プリザンターでワークフロー処理を行いたいという要望は以前からあり、本ブログでも簡易ワークフローの作成方法やサーバスクリプトを使ったワークフローの作成方法を紹介してきました。これらの方法は標準機能でのワークフロー対応ではなかったのですが、プロセス機能が追加されたことにより、GUI設定である程度のワークフローが実現できるようになりました。

一回ですべてを説明するのは難しいため、前編/後編の2回に分けてプロセス機能を使ったワークフローの作り方を説明したいと思います。
各種条件や承認ルートが複雑になると、混乱してきますので、今回は休暇承認ということにして「申請者が申請→承認者が承認/否決」という簡単なものを作成してみます。

休暇申請の作成

今回身近なところのワークフローということで、休暇申請のテーブルを使ったワークフローを作成してみましょう。
テーブル自体はシンプルなものなので、以下の説明を参考に作成してください。

記録テーブルで「休暇申請」というテーブルを作成し、項目は以下を登録します。
[]内は、項目種別です。

 状況   :[状況]
 申請者  :[担当者]
 承認者  :[管理者]
 休暇種別 :[分類A]
 対象開始日:[日付A]
 対象終了日:[日付B]
 理由   :[説明A]


[状況]は、読み取り専用に設定し、既定値は「起票」、選択肢一覧は以下の様に設定します。
 100,起票
 200,申請
 900,承認
 910,否決

申請者は、既定値を「[[Self]]」とし、選択肢を「[[Users]]」とします。
承認者は、選択肢を「[[Users]]」とします。

ここまでは難しいことはないと思います。さて次に追加機能である「プロセス」を設定します。
メニューから「管理」→「テーブルの管理」を開いた後に「プロセス」タブを選択します。

プロセスは以下の3つを作成します。詳細は図を確認してください。
 1)新規作成
 2)承認
 3)否決



今回はここまでとします。
作成された申請を確認してください。新規作成ボタンをクリックすると以下のような画面になります。



下部に「申請」ボタンが表示され、必要箇所を入力後に申請ボタンをクリックしてみてください。以下の確認メッセージが表示され、



その後に「状況」が[起票]→[申請]に自動で変わることが確認できます。
この次に、管理者が承認や否決できるような設定を行いますが、これ以降については次回説明いたします。

ちなみに新規作成時に、「作成」ボタンは以下のスタイルを用いて、非表示にしています。

#CreateCommand{ display: none !important;}

まとめ

さて、いかがでしたか?

プロセス機能を使ってワークフローを実際に作成する方法について説明しました。今回は前半部分だけの説明ですので、次回の説明と合わせて確認ください。

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