「できない!」も「できる?」も解決!年間サポート活用術
①E社のケース:
「データのインポートが終わらない!」 まずはシステムログを確認
E社では、基幹システムで集計された日次データをCSV形式でエクスポートし、そのデータをプリザンターにインポートして担当部門が進捗を可視化しています。
これまで数分で完了していたインポートが、10分を過ぎても完了しないということでお問い合わせをいただきました。
そこで最初にご案内差し上げたのは、システムログの確認 でした。
画面下部にアプリケーションエラーの表示はなくても、何らかの不具合が起きていると感じた際には、システムログをご確認いただくことをおすすめします。
今回の場合、システムログにてインポート操作を行った時間帯を確認すると、エラーメッセージに「OverflowException: Not a legal OleAut date.」と出力されていました。
このエラーは「不正な日付形式のため、処理できません」という内容ですので、インポートに使用したCSVファイルの中の日付データをご確認いただいたところ、「025/4/30」というデータがありました。
このデータを削除、または、正しい日付に修正後、インポートを実行することで正常に処理が完了し、問題解決となりました。
②F社のケース:
「プリザンターからのメールの文面は変更できる?」 設定ファイルの編集
F社ではプリザンターのログインに「メールによる二段階認証」を利用されています。
この認証方法が設定された環境へログインを行うと、ユーザ情報に登録されているメールアドレス宛に確認コードがメールで送られるのですが、このメールのタイトルと本文を変更することはできないかというお問い合わせをいただきました。
プリザンターでは、画面表示で使用される多言語ラベルや文言を管理するファイルは \Implem.Pleasanter\App_Data\Displays に格納されています。
今回のお問い合わせの場合、このフォルダに格納されている「SecondaryAuthenticationMailBody.json」と「SecondaryAuthenticationMailSubject.json」を編集いただく事で、希望するタイトル・本文を設定いただく事ができました。
変更前の画像:
変更後の画像:
まとめ
いかがでしたか?
今回はプリザンター年間サポートの活用事例として、「日々の操作や設定」でのお困りごととその解決策をご紹介しました。
ご紹介したケースからも分かるように、プリザンターを利用する上で発生しがちなトラブルや疑問点は、システムログの確認や設定ファイルの編集といった基本的な操作で解決できる場合があります。
日々の運用で困った際は、まずログやファイルをチェックすることが大切です。
年間サポート の活用により、こうした疑問を気軽に相談できる体制を整えておくことは、スムーズなシステム運用に大いに役立ちます。
ぜひ今回の記事を参考にしながら、プリザンターの機能を効果的にお使いいただき、今後の業務改善にお役立てください。
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