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2020/12/02
【プリザンター】 第73回)事例:ワークフローシステムとの疎連携運用

押印処理の電子化

こんにちは、CCSの田中です。

現在、政府でも脱ハンコが進められており、コロナ禍のテレワークもあいまって押印電子化が役所でも進められているのはご存知かと思います。当社もその波に乗って脱ハンコ(押印電子化)を推進しています。

すでによく使う申請書関連については、ワークフローシステムを用いて電子化やペーパーレスを進めてきていますが、見積書などのお客様提出書類については、紙ベースのものが多く残っていました。見積書には会社角印を押印することになっており、この押印は紙の台帳管理がされていたため、コロナ禍で在宅勤務の時に押印ができず困っている状況でもありました。

そこで、そこで見積書から手を付けることとして、クラウドで使用できるワークフローシステムを採用することに決定したのですが、このワークフローシステムは押印処理はできるもののワークフローでの制限がいくつかあり、単体では運用ができないということが判明しました。

そんな中、「プリザンターと連携すれば解決できるのでは?」と私の提案により、プリザンターと疎連携させることとし、無事解決しました。
ということで、今回この事例を紹介いたします。

プリザンターとワークフローシステムとの連携方法

プリザンターとワークフローシステムとの連携ですが、先ほどから書いているように「疎連携」となっています。
つまり、API等でシステム同士で自動的に連携するのではなく、人が介した連携をとなっています。具体的な連携方法については以下の通りです。

今回は見積書をターゲットにするということで、まずは見積書番号の採番をプリザンターで行います。ここは以前にブログでも紹介した「 第20回)独自の管理番号を採番する方法」のスクリプトを用いて自動採番を実現しています。
次に、ワークフローシステムでは、各種属性情報が不足していて検索が件名でしか有効に行えない(他の項目もあるが、当社が必要としている情報での検索ができない)ということで、件名に必要情報を盛り込ませるようにしました。
この件名を、プリザンターに登録した各種情報から件名を自動生成させることにして、生成された件名をワークフローシステムで使うことで我々の意図した検索ができるようにしています。
また、ワークフローシステムでは、保存期間が1年(実際は366日)となっており、1年以上前の過去のデータを保持できないことから、押印履歴の付いた見積書をプリザンターに手動で保存する運用にしています。これで1年以上古いデータも後で検索も閲覧もできるようにしました。

ということで、以下のような流れでプリザンターとワークフローシステムの疎連携を実現しました。
詳細なフローは下の図をご覧ください。

1.プリザンター(見積書番号採番、件名設定)
2.ワークフローシステムで見積書PDF化、押印、承認
3.プリザンター(押印履歴見積書保存)

まとめ

さて、いかがでしたか?

押印のためのワークフローシステムを使用しているが、少し困っているという方はもちろん、他のシステムでも同様のことがプリザンターと連携して実現できると思います。オンプレ製品などであれば、API連携することで、人の介在も少なくなりますし、もっと便利になるでしょう。

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