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2023/12/12
【M365:管理者向け】グループアドレスにメンバーを一括で追加する方法

~弊社スタッフが実際の現場で使用しているコマンドを紹介します~

こんにちは!ペンネーム「笹」です。

今回からMicrosoft365管理者向けの記事を更新していきますので、よろしくお願いいたします!
本記事では、実際に私が業務で使用している『グループアドレスへのメンバーの追加を一括で行うPowerShellコマンド』の紹介を致します!

CSVファイルとコマンドファイルの両方を用意していただき、
CSVファイルに追加先のグループアドレスと追加したいユーザーをご記載いただく形になります。
※注意点:コマンドをPowerShellで流す際は、項番単位でコピー&ペーストしてください。

実際のコマンドとCSVの形式についての紹介です。

■前提
コマンド作業を行う上での前提条件になります。


・グループアドレスが存在している
・メンバーとするメールアドレスが存在している
・PowerShellに「Exchange Online PowerShell V3 モジュール」がインストールされている
・グループアドレスの所有者である
・Exchange onlineに接続している


■コマンド
実際に流すコマンドになります。
使用する際の修正点は後述致します。

## 0. 変数定義
$AddImportPath = "フォルダパス\CSV名.csv"

## 1. メールが有効なグループへのメンバー追加
Import-CSV -Path $AddImportPath | ForEach {
$TargetMember = $_.Member
If ($TargetContact = Get-MailContact -Identity $TargetMember -ErrorAction SilentlyContinue){ $TargetMember = [string]$TargetContact.Guid}
$TargetUser = Get-User -Identity $TargetMember; $TargetMember = [string]$TargetUser.GUID
Add-DistributionGroupMember -Identity $_.Identity -Member $TargetMember
}

## 2 メールが有効なグループのメンバー確認
##※メンバー追加のコマンドから30秒以上間をあけてから投入してください。
$Data = @()
$ErrorActionPreference = "SilentlyContinue"
$TargetGrp = @()
$TargetGrp += Import-CSV -Path $AddImportPath | Select Identity
$ErrorActionPreference = "Continue"
$TargetGrp | Select Identity -Unique | ForEach{
$ThisGroup = $_.Identity
$Members = Get-DistributionGroupMember -Identity $ThisGroup -ResultSize 3000
$Members | ForEach{
$Datum = New-Object PSObject | Select-Object ParentGroup,PrimarySmtpAddress,DisplayName
$Datum.ParentGroup = $ThisGroup
$Datum.PrimarySmtpAddress = $_.PrimarySmtpAddress
$Datum.DisplayName = $_.DisplayName
$Data += $Datum
}
}
$Data


■CSV
グループアドレスやメンバーを記述するCSVになります。
項目に関する説明は後述致します。

Identity,Member
"ccs.taro@ccsblog.com","member1.ccsblog.com"


まずは利用するコマンドの解説からになります。
コマンドを利用いただくうえで皆様のほうで修正いただく箇所は以下のみです。
"フォルダパス\CSV名.csv"
フォルダパス:CSVファイルが格納されているフォルダの絶対パスをご記載ください。
CSV名:CSVファイルの名前をご記載ください。

続いてコマンドに読み込ませるためのCSVの作成方法について解説いたします。
Identity
対象となるグループアドレスを記載します。
Member
メンバーとなるメールアドレスを記載します。
①②のメールアドレスの間にはカンマ「,」を置きます。
もし、1つのアカウントに複数のメールアドレスが紐づけられている場合は、どれか一つでも記載していただければ追加が可能です。
※1つのグループアドレスに複数名を同時に追加する場合は以下のようになります。
※グループアドレスが複数でも同じように記載していただければ可能です。

CSVのサンプルは以下よりダウンロード可能です。
<<<CSVサンプル>>>

Identity,Member
"GA1@XXX.com","member1@XXX.com"
"GA1@XXX.com","member2@XXX.com"
:

まとめ

いかがでしたでしょうか。
日々のグループアドレスへのメンバー追加作業での時間短縮になるかと思います。

次回はグループアドレスのメンバー削除方法について掲載予定ですので
併せてそちらの記事もご一読いただけると更なる時間短縮になるかと思います。

 

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