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2022/08/10
【プリザンター】 第157回)ルックアップで転記先を上書きする方法

ルックアップがもっと便利になりました!

こんにちは、シーイーシーカスタマサービスの森山です。

これまで弊社ブログでも何度かご紹介してきた「ルックアップ」ですが、過去のバージョンでは、値が置き換わる項目を手動で入力・編集すると、その後ルックアップ設定項目の値を変更しても値が置き換わらない…つまり、手動で入力・編集した値が変更されないことが仕様となっておりました。
この仕様のため、値が置き換わる項目をユーザによって編集ができないよう、スタイル機能 を使用して入力を抑止しているという方もいらっしゃると思います。

この値の置き換えについて、バージョン1.3.10.0・1.3.15.0にて「上書きを制御するオプション機能」が実装されました。
今回はこの「上書きを制御するオプション機能」についてご説明します。

オプションなので、記載は省略可能

以下の設定にて説明いたします。

・分類A=ルックアップ設定項目
・分類B=値が置き換わる項目

上書きを制御するオプション機能については、2つ用意されています。
1つ目は「Overwrite」です。
「"Overwrite": false」とすると、既に分類Bに値が設定されている場合、分類Aを変更しても分類Bの値は上書きされません。
false の場合は、分類Bの値が設定されていない場合にのみ転記されます。
なお「"Overwrite":true」でも、置き換わった分類Bの値を "ユーザが編集して別の値(空白を除く)を設定" した場合は、値の上書きが行われないのでご注意ください。

2つ目は「OverwriteForm」です。
「"OverwriteForm": true」とすると、分類Bの値を必ず上書きします。この設定の場合、ユーザにより手動入力した場合でも上書きされます。

どちらの設定も、記載を省略することが可能です。

■使用例
"Overwrite": false の場合
住所録:
分類Aに「郵便番号」、分類Bは「郵便番号に紐づく住所」を置き換える
 → 番地を手入力後、登録できる
 ※"OverwriteForm": true を設定すると、登録時に手入力した番地が消えてしまう!

"OverwriteForm": true の場合
取引管理:
分類Aに「契約会社名」、分類Bは「会社名に紐づく住所」を置き換える
 → 誤って住所を変更しても、最初に置き換えた住所で登録される
 ※"Overwrite":true を設定すると、変更した住所で登録されてしまう!

あわせて 公式マニュアル もご確認ください。

まとめ

いかがでしたか?

ルックアップでの値の置き換えにバリエーションが増えたことで、使用範囲が更に広がったのではないでしょうか。
既存テーブルのルックアップの設定の見直したり、ご利用内容あわせて作成テーブルへルックアップを設定してみてはいかがでしょうか。

導入の支援や、スクリプト開発などでお困りの場合は、当社で支援もいたします。
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