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2020/01/08
【RPA】第3回 RPAが得意な作業

人と同じようにRPAにも得意不得意がある

こんにちは!CCSのブログ担当カミゴウチです。

先日、マイクロソフトからPower Automateが発表されましたね。RPAと言えば導入コストを抑えることが課題だと認識しています。マイクロソフトの参入によりRPA導入の障壁が緩和され、RPA業界がより一層盛り上がってもらえれば一関係者としても喜ばしいです。

さて、今回(第3回)と次回(第4回)にわたり、RPAの得意不得意な作業についてお話していきます。第2回で少し触れましたがRPAには得意不得意があります。第3回では得意な作業についてお話していきます。本ブログをしっかりと見て、RPAが得意とする作業は何なのか?を覚えていっていただければ幸いです。

RPAが得意な作業とは?

RPAが得意な作業は、ずばり「定型作業」です。

ここでの「定型作業」とは、1日または1週間などの決まった期間の中で、同じ作業を繰り返し実施する作業のことを言っています。人でも繰り返し作業を実施できますが・・・どうしても疲労蓄積や注意散漫等で作業ミスを発生させてしまいます。他方でRPAは疲れ知らずなので品質を落とさずに何回も繰り返し定型作業ができます。

この辺りは第1回ブログにてもう少し詳しく話してます。よかったら見てみてください。



それでは「定型作業」の具体的な作業例を2つご紹介します。

作業例1)社内システムのWebページからデータをダウンロードする
≪作業詳細≫
・毎月第5営業日に社内のWebシステムの決まったページにアクセスをする。
・決まった項目を入力します。(チェックボックスのクリックや、一月前の月初日と月末日の入力など)
・ダウンロードボタンを押してファイルをダウンロードする。
・ダウンロードしたファイルを所定のフォルダへカット&ペーストする。

== コメント ===
作業例1はいわゆる「毎月の締め」作業の一環で毎月必ずやらないとなりません。この作業をRPA化できたことで<1時間/月>の工数削減に成功できました。
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作業例2)Webページの所定の値を取り込んでExcelを作成する
≪作業概要≫
・毎日9-18時の間で1時間毎に社内のWebシステムの決まったページにログインする。
・ページ内に記載されている決まったURLをクリックする。
・リンク先にある値を取得する。
・取得した値と取得日時をExcelへ記入する。
※Excelファイルは1日毎に作り変えている。

== コメント ===
作業例2はVPN装置の同時接続数を知るための作業です。SNMP等でシステム的に取得できなかったため不定期にログインして確認していました。この作業をRPA化できたことで<30分/日>の工数を削減できたことと、毎回決まった時間に値を取れるようになったため、同じ時間で比較し接続傾向を確認できるようになりました。
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いかがでしょうか。作業例1や作業例2について見覚えがある方も多いのではないでしょうか?
また、上の作業例2で少し話してしまっていますが・・・実は一見すると不定形に見える作業でも実はRPAが得意とする作業があります。

それは・・・画像や画面上の座標の位置などがあらかじめ決まっている作業です。RPAでは[HTML内の情報]や[HTML内の画像]を認識することができるため「決まった画面の決まった場所をクリックする」といった作業も「定型作業」として進められるようになる点も重要なポイントでしょう。

まとめ

さて、第3回ではRPAが得意とする作業のお話をしましたが、ぜひ覚えていってほしいのはこちらです。

・RPAは「定型作業」を大量にこなすのがとても得意

RPAツールだけでなく、PowerAutomateやIFTTT等のサービスも利用してみましたがこの考えはどのツールを使うにしても必須です。(ツール毎に「定型作業」は違ってきますので、必ず確認して進めていきましょう。)
次回は「RPAが不得意な作業」をお話していきます。

それではまた。

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