スクリプトで実装!編集画面にコメント切替ボタンを追加
今回のカスタマイズでは、プリザンターの編集画面に「コメント表示切替」ボタンを追加し、クリック操作でコメントエリアの表示/非表示を動的に制御します。
事前準備:
1.「記録テーブル」または「期限付きテーブル」を使用
2.エディタの設定で「コメント」を有効化しておく
スクリプト設定手順:
1.テーブルの管理 > スクリプト タブ > 新規作成 をクリック
2.任意のタイトルを設定し、出力先に「新規作成」「編集」を指定
3.スクリプトに以下のコードを設定
// ===== 設定値定義 =====
// レイアウトの幅を定数で管理
const LAYOUT_CONFIG = {
withComment: '73%', // コメント表示時:メインエリアを73%に縮小
fullWidth: '100%' // コメント非表示時:メインエリアを全幅表示
};
// ===== 編集画面読み込み時の処理 =====
// プリザンターの編集画面が表示される度に実行される
$p.events.on_editor_load = function () {
// 既存のボタンが存在しないかチェック(重複防止)
// 画面更新時に同じボタンが複数作られるのを防ぐ
if ($('#comment_toggle').length === 0) {
// 何度も使う要素は変数に保存して処理を高速化
const $editorComments = $('#EditorComments'); // コメントエリア
const $editorTabsContainer = $('#EditorTabsContainer'); // メインエリア
// コメント切替ボタンを追加
// 最後のコマンドボタンの後にボタンを挿入し、同時にクリックイベントも設定
$('#MainCommands button:last-child').after(
$(``).button({
icon: 'ui-icon-circle-arrow-e'
}).on('click', function() {
// 現在のコメントエリアの表示状態を取得
const isVisible = $editorComments.is(':visible');
// コメントエリアの表示/非表示を切り替え
$editorComments.toggle();
// メインエリアの幅を状態に応じて調整
// 表示中→非表示なら全幅、非表示→表示なら73%
$editorTabsContainer.css('width', isVisible ? LAYOUT_CONFIG.fullWidth : LAYOUT_CONFIG.withComment);
})
);
}
};
動作確認:
設定完了後、編集画面を開くとコマンドボタンエリアの最後に「コメント表示切替」ボタンが表示されます。
ボタンをクリックするたびに、コメントエリアの表示/非表示が切り替わり、メインエリアの幅も自動調整されることが確認できます。


まとめ
いかがでしたか?
今回は、プリザンターの編集画面でコメントエリアの表示/非表示を動的に切り替える方法をご紹介しました。
今回のような小さなカスタマイズでも、業務効率や操作性は大きく改善されます。
「今は使わないけど、いずれコメントが必要になるかもしれない」——そんなときにピッタリの対応です。
なお、弊社ではプリザンターを導入・活用されているお客様向けに、以下のサービスもご提供しています。
・年間サポート
・各種書籍
・帳票出力(Excel/PDF)支援パック
プリザンターの導入から開発・運用をあらゆる角度から全力サポートいたします。
ぜひお気軽にご相談ください!
☆☆☆
サービスの説明などをご希望の方は【 問い合わせフォーム 】よりお気軽にお問い合わせください。
☆☆☆
編集画面のコメントエリア、不要な時は非表示にできる?
こんにちは、シーイーシーカスタマサービスの森山です。
これまで弊社ブログでは、プリザンターの編集画面をより使いやすくするために、入力項目の表示/非表示を切り替えるカスタマイズ方法をご紹介してきました。
・【プリザンター】 第127回)「その他」を選択したときだけ入力できる枠の作り方
・【プリザンター】 第129回)「その他」を選択したときだけ入力できる枠の作り方2
・【プリザンター】 第236回)ログインユーザの情報に応じて項目の表示非表示を切り替え
今回は、項目ではなく「コメントエリア」にフォーカスを当て、表示/非表示を簡単に切り替えられるカスタマイズ方法をご紹介します。
画面レイアウトをより柔軟に調整したい場合に、ぜひお試しください。
このカスタマイズにより、以下のような効果が期待できます。
・作業に集中したいときに、コメントエリアを一時的に非表示
・必要な時だけサッと表示、使いやすいインターフェースを実現
・画面の横幅を柔軟に調整でき、業務効率アップにつながる